活動報告|杉並区荻窪で評判の在宅医療(訪問診療・往診)の専門診療所

第1回 家族会(2018.3.10)

2018/09/29

先月の男子会に続き、3月10日には、杉並会館にて初めての家族会を開きました。ご参加いただいた皆さんは、ご主人の介護をなさっている方、親御さんの介護をなさっている方、また親御さんのお看取りを経験なさった方など、立場は違いましたが、在宅介護の苦労話など、お互いに共感できる部分も多く、和やかで実りのある会となりました。

ご主人が63歳の時に脳梗塞で寝たきりとなり、それから10年以上在宅で介護なさっているKさんは、山あり谷ありの10年をにこやかに語っていました。Kさんのご主人は、当院の初期からの患者さんのため、私たちもKさんの頑張るお姿をずっと見て来ました。何度もご主人の状態が悪化し、危機的状況に陥りながらも、何とか乗り越えて現在に至ったのは、ご本人の生命力だけではなく、奥様の支えが大きいと思います。今では、誰よりもご主人の状態をご存知なので、診療をする上で頼りになる存在です。

98歳のお母様の介護をなさっているK´さんは、お母様が自分でトイレに行くなどあまり手がかからない一方、ガスをつけたままにしてしまったり、庭を勝手にいじったりするため、しょちゅう言い合いになると話してくださいました。すると、やはり親御さんの介護をなさっている男性が、「自分は、認知症がある親に言い返しても仕方がないと思って、いつも我慢してしまうので、言い合いにはならないなあ」と感慨深げにおっしゃっていました。

在宅介護は、基本は同じでも、オーダーメイドの部分が大きいと思います。その家にあったやり方、その患者さんに合わせた介護が求められるからです。家族会などで、他の家、他の人の介護について知ることは、視野を広げ、自身の介護を振り返る機会にもなると思います。何より、苦労が分かり合える人たちと話をすることで、元気を得られますよ。

次回はより多くの方がご参加くださいますように。

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杉並区荻窪を中心に優しく丁寧な訪問診療を提供

近喰診療所
(〒167-0052 東京都杉並区南荻窪4-35-20-301)

社会福祉士
相談員 近喰真由子

【お問い合わせは以下より】

TEL: 03-3333-4771  / FAX: 03-5336-7855

Email: konjikishinryojo@ybb.ne.jp

URL: http://konjiki-cl.com/

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第2回 地域住民様向け勉強会(2018.1.26)

2018/09/29

1月26日に障害者福祉会館にて、院長が講演会を行いました。

テーマは、「冬に起こりやすい身近な危険」。

そこで、「心臓病突然死の予知と予防法等」という内容でお話しさせていただきました。そのための予備知識として、心臓の仕組みなどについて説明しましたが、聞きなれない名称なども多数出てきたため、みなさまからは、「難しい」という声も聞かれました。専門的な事柄を、分かりやすくお伝えすることがいかに難しいかということを、実感いたしました。

講演会では、何となくしか分からなかったという方、また講演会に出席なさらなかった方のために、概要をお知らせいたします。

1.突然死とは

突然死とは、健康そうに見えた人が予期せず突然帰らぬ人になること。医学的には「症状が出現してから24時間以内の予期しない内因死(病気による死亡)」と定義される。

2.心臓突然死とは

日本では、年間約10万人の突然死があり、その半数以上が心臓の異常が原因で亡くなる。1日約160人もの人が心臓突然死している。

3.心臓突然死の原因

心臓突然死の大半は、心室細動という不整脈により起こる。心室細動とは、心臓の心室が、細かく震えるため血液を全身に送り出すことができなくなる状態。特に脳への血液が途絶えると数秒で意識がなくなり、適切な処置や治療を受けなければ数分で死に至る。

4.心室細動を起こす原因疾患

心室細動を起こす原因となる病気は様々ある。「心筋梗塞」はその代表であるが、発症して数日以内に、およそ1割の人に心室細動を生じるとされている。また、急性期を乗り越えても、慢性期に心臓の収縮が著しく低下した場合にも心室細動を起こす。他方、冠動脈に問題がなくても、心筋自体が弱って薄くなる「拡張型心筋症」や、逆に心筋が厚くなる「肥大型心筋症」も心室細動を起こしやすい。

5.心室細動を止めるには

心室細動を正常な脈に戻すには、心臓に電気ショックをかけて、異常なリズムをリセットする「電気的除細動」を出来るだけ早く行う以外にはない(その際、AEDを使用する)。除細動が1分遅れるごとに7~10%ずつ生存率が低下する。特に、脳は血流障害には極めて弱く、血流が途絶えて数分経つと脳細胞が死んでしまう。除細動までの間、心臓マッサージや人工呼吸などの心肺蘇生術を施して、脳細胞のダメージを最小限に抑える必要がある。日本では、救急車を呼んでから現場に到着するまで平均6分間ほどかかるが、多くの学校、施設、空港などでAEDが設置されるようになり、救命率が上がっている。日頃より、AEDの設置場所を確認して置くことが大切である。

6.心臓突然死の予知と予防

健康的な生活を送るよう心がけることで、心臓突然死の可能性を減らすことが出来る。運動や健康的な食生活を心がけること、適正な体重を維持すること、さらに禁煙や過度の飲酒を避けることが重要である。また、普段から高血圧や高コレステロール血症、糖尿病など動脈硬化をおこしやすい病気のチェックをし、必要な治療をすることが大切である。その様な人にストレスが引き金となって心筋梗塞が起きやすいためである。冬の寒い時期に心筋梗塞が多いのは、気温の変化(5℃以下の寒い日、天気の悪い日など)によって血管が縮み、血圧の急上昇を起こすためである。また、午前中は冠動脈の血流が少ないので、心筋梗塞は早朝から午前中に多発する傾向がある。特に、朝8時~11時頃が魔の時間帯と言われている。この様な時間帯にはストレスを出来るだけ避ける工夫をする(リラックスできる音楽を聞いたり、お茶を飲んでまったりするのも効果的)とよい。さらに、水分の補給も心臓突然死を防ぐ上で大切である。睡眠中は血液が粘っこくなり(ドロドロ)、朝は固まりやすくなっているので、寝る前や朝起きた時にコップ1杯の水を飲むように心がけると、心筋梗塞の予防となる。

どうでしょうか?心室や心筋など、どんなものかうまくイメージできなくても、心臓突然死の原因や予防についてご理解いただけたことと思います。

ご参加いただいた皆様は、非常に勉強熱心で、AEDの講習会に参加なさったことがある方も多数いらっしゃいました。

ケア24南荻窪のみなさま、高井戸東四丁目町会のみなさま、ありがとうございました。

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第1回 男子会(2018.2.24)

2018/09/29

第1回目の男性介護者の会が、2月24日(土曜日)に診療所の事務室で開かれました。

名付けて「男子会」!

今や、在宅介護をする人のうち、4人に1人は男性です。ところが、訪問看護師、訪問介護士、ケアマネージャーさんなど、介護や福祉に関る人は女性が多いため、男性同士で話をする機会は余りありません。

私たちが訪問した際に話をする時も、男性は一見理性的で、殆んど感情を表に出すことがなく、自分の話をしたり、愚痴を言ったりすることも少ないので、以前から男性介護者が本音で話せる場を作りたいと思っていました。

でも、男性だけの会を開いても、世話役が女性の私では、ただでさえシャイな皆さんに来ていただけない気がしました。

そこで、長年福祉や介護の仕事に携わりながら、在宅でお父様の介護とお看取りを経験なさったTさんに白羽の矢を立て、世話役をお願いしたところ、快く引き受けてくださいました。

第1回目の男子会は、Tさんも含め、参加者は4名でしたが、ご自身の介護の体験談や、介護がいつまで続けられるかという将来に対する不安など、お互いに共感できる話が多々あり、盛り上がっていました。さらに、デイサービスとデイケアの違いやオムツの上手な当て方など、ためになる情報も得ることができました。

介護を始めると、不測の事態が起きるので、友だちとの約束をキャンセルしたりするうち、だんだん疎遠になってしまう、また、自分の時間がなかなか持てないという話は、在宅介護をしている方なら、誰でも思い当たることではないでしょうか?

「男子会」は、男性で介護をしていらっしゃる方なら、当院に関りのない方でも自由に参加できます。参加をご希望の方は相談員の私宛にご連絡ください。

あなたも男子会トークで心のデトックスをしませんか?

悩んでいるのは、あなただけではありません。一人で抱え込まず、時には弱音も吐いてくださいね。

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現在準備中

ケア24高円寺様主催の「事例検討会」(2018.7.20)

2018/09/29

7月20日(金曜日)に、ケア24高円寺様主催の「事例検討会」が行われました。お招きを受けて、私も院長とともに出席させていただきました。

「事例検討会」とは、地域のケアマネージャーさんなどが、現在対応に苦慮していたり、また今後どのように支援していくべきか迷っている利用者様について相談し、会に参加した人たちが知恵を出しあう場です。

会には、地域の様々な事業所から、ケアマネージャー、看護師、PT、医師など多くの専門職の方が参加します。そして、医療や介護、また時には自身の体験を生かして家族の立場から、様々な意見を出し合い、より良い支援のためにはどうすれば良いか考えます。

一人で考えることには限界がありますが、多くの人たちにより色々な視点からアドバイスを受け、新しい視点を得て、幾つかの解決への道が相談者の目の前に開けるのを、今回目のあたりにしました。

近頃、福祉の分野でも「エビデンス・ベースド・プラクティス」という考え方が重要視されています。

「エビデンス・ベースド・プラクティス」とは、科学的実証に基づいた実践という意味で、「何となく」とか「感覚的に」などの行き当たりばったり的なものではなく、きちんとした根拠のある実践をすることを奨励するものです。

そうは言っても、相手が人間の場合、性格、考え方、環境などすべて異なりますから、Aさんにとって上手くいった支援方法がBさんでも成功するとは限りません。

しかし、支援する立場の人たちが、自分たちの経験した事例を、プロセス(経過)も含めてきちんと検証し、記録として残せば、その記録が集積したものがエビデンスとなります。

後に続く人たちは、困難な状況に直面した時、そうした記録の中から、似たような事例を見つけ出し、支援者が苦悩しながら支援方法を模索した足跡を辿ることができるのです。

こんな風に、「エビデンス」という無機質な単語にも、人間臭が感じられるのが、人間を相手にしている福祉の分野らしい気がします。

9月には、当院主催の事例検討会を開催する予定です。

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第2回 実務講座~在宅で行う検査~(2018.6.13)

2018/09/29

6月13日(水曜日)に、前回と同じウェルファーム杉並の第1・第2集会室をお借りして、「第2回実務講座」を開催しました。

お仕事を終えて、駆け付けて下さる参加者の皆さまの交通手段を考えながら、雨が降らないよう願っていましたら、ありがたいことに梅雨の晴れ間となりました。

 

今回のテーマは、「在宅で行う検査について」です。

在宅で行う検査は、血液検査、便・尿検査、細菌検査、心電図、改訂長谷川式知能評価スケール(認知症の検査)など、軽量で持ち運びの出来る簡単なものに限られています。

そのため、在宅医には、設備の整ったクリニックの医師にもまして、「診たてる力」が要求されます。患者さんの「むくみ」や「おなかの痛み」などの原因を、丁寧に診察・問診し、血液検査などを行って絞り込み、必要に応じて病院でのCTやMRI検査につなげます。精査が必要かどうかを判断するため、医師には検査結果を読み解く力も求められます。

今回、院長は、患者さんの検査データを用いて、脱水、悪性腫瘍、糖尿病、高脂血症などの際に注目すべき検査項目について話をしました。

また、PEM(低栄養状態)とはどんな状態を指すのか、さらに、検査結果から、PEMに陥る危険性のある状態を見極めるためのポイントについても説明がありました。

認知症の基本的な検査として有名な、「改訂長谷川式知能評価スケール」や、「MMSE]検査では、各質問項目にはどのような意味があるのか解説してもらいました。

最後に、参加者の皆さまには、隣り同志で巻尺を使って、相手の膝から下の長さを測り、計算式に当てはめて身長を割り出す作業をしていただきました。

今回が初めての参加で、皆さまとは初対面という方も、積極的に参加して下さり、和やかな会となりました。

この身長の計測法は、寝たきりの方や、体が曲がっている方の身長を割り出す上で大変役に立ちますので、是非試してみてください。

*膝高値からの身長推定法

①膝の内側の骨が突出している箇所から足底までの長さを測る。

②計算式に当てはめて、計算する。

男性:64.02+(膝高×2.12)-(年齢×0.07)

女性:77.88+(膝高×1.77)-(年齢×0.10)

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第1回 実務講座~医療・介護診療報酬改定編~(2018.4.11)

2018/09/29

4月11日(水曜日)にウェルファーム杉並で開催しました第1回実務講座は、お陰様で多くの方にご参加いただき、大変盛況でした。

当日は、春の嵐が吹き荒れ、交通機関が乱れるなどの影響が出てご迷惑をおかけしました。悪天候の中、足をお運びいただいた皆様、本当にどうもありがとうございました。施設の方のお話では、今回使用させていただいた部屋は、当院が利用者第1号だったそうです。

ご参加いただいた方の中には、ケアマネージャーさんや地域包括ケアセンターの方など、診療報酬と普段あまり関りがない職種の方も多くいらっしゃいました。そのため、講師の栗林先生が、診療報酬改定のお話の前に、在宅医療点数の基本についてご説明くださいました。そうは言っても、点数の仕組みが複雑なため、短時間で全てを理解するのはなかなか難しいと思います。当日お渡しした資料をご覧になって、ご質問などございましたら、当院までご連絡ください。

6月13日には、第2回実務講座を開催する予定です。詳細は、改めてお知らせいたしますので、楽しみにしていてくださいね。

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第1回症例検討会~杉並サミット~(2018.9.12)

2018/09/26

9月12日(水曜日)に、当院主催の事例検討会を開催しました。場所は、今回もウェルファーム杉並集会室です。集会室は4階にあるので、窓からは東京が見渡せます。スカイツリーも(爪楊枝くらいの大きさですが)、遠くにちゃんと見えています。

クリニックの主催で、他職種の方を集めて行う事例検討会は、あまり例がないかもしれません。今回ケアマネージャーさんを始め、看護師さん、PTさん、医療事務に関る方など多くの職種の方々がご参加くださいました。事例に関する質疑応答と、グループでの話し合いを行い、それぞれのグループから有意義なアドバイスをいただきました。みなさんが真剣に意見を述べ合っているのを拝見して、ありがたい気持ちでいっぱいになりました。

会の最後には、おまけとして、院長から病気についての解説がありました。今回のテーマは、「卵巣がん」です。卵巣がんは、自覚症状なしに進行するため、サイレントキラー(静かな殺し屋)と呼ばれているそうです。初潮が早い、閉経が遅い、妊娠しないなど、生理の期間が長いと発症のリスクが上がると言われているらしく、出席者の中でも、特に女性は熱心に聞いていらっしゃいました。

お忙しいところ、ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

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