訪問診療って何?

「訪問診療」という言葉を一度は耳にしたことがあると思います。

「訪問」がつく言葉には、他にも「訪問看護」、「訪問介護」、「訪問リハビリ」、「訪問歯科」などがあり、どれも看護師や介護師などの専門職が自宅に来てくれるサービスです。つまり、「訪問診療」は、医師が自宅に診察に来てくれるというものです。

では、診療所に連絡すれば誰でも訪問診療が受けられるのでしょうか?

当院にも1年に数回、「熱があるので、訪問診療をお願いしたい」、「おなかが痛いので訪問診療してください」などという電話がかかって来ます。最近では、「彼がどうしても病院に行ってくれないので、診察に来てほしい」という、若い女性からの切実な電話がありました。しかし、これらの依頼は、昔の医者が行っていた「往診」に当るものです。

「訪問診療」は、「在宅で療養を行っている患者で通院が困難なものに対して、その同意を得て、計画的な医学管理の下に定期的に訪問して診療を行う」ことです。つまり、病気の状態がある程度続いていることと、通院が困難であることが大前提なのです。その上で、訪問診療について御本人の同意が必要となります。同意をいただいたら、医者が病状に合わせて診療計画をたて、訪問日を決めて定期的にご自宅に伺うことになるのです。

では、「往診」とはなんでしょうか?「訪問診療」との違いは?

「往診」も「訪問診療」も医師が自宅に診察に来ることに変わりはありません。

しかし、「訪問診療」が先程お話したように計画的に行われるのに対し、「往診」は、例えば、「発熱したので、診てほしい」、「おなかが痛いので、来てほしい」など患者さんからの要請があって、医師が診察が必要と判断した時にご自宅に伺うものです。この場合も、対象となる患者さんは、普段訪問診療を受けている患者さんとなります。

「訪問診療」と「往診」の違いを、お分かりいただけましたでしょうか?

 

天候が不順なためか、体調を崩す患者さんが増えています。

今日も肌寒いので、皆さま温かくしてお過ごしください。水分を多めにとってくださいね。

台風一過

季節外れの台風でした。被害に遭われた皆さまにお見舞いを申し上げます。

今回は、当診療所についてお話したいと思います。

近喰診療所

(こんじきしんりょうじょ)

これをスラスラ読める人はそんなに多くはいらっしゃらないと思います。

しかも院長の名前は「櫻」と書いて「オウ」と読みます。近喰櫻なんて多分日本に1人だけではないでしょうか?

院長は、長年東京医科大学の老年病科(現在の高齢診療科)に在籍しておりましたが、在宅医になりたいという思いから、平成17年3月に杉並区南荻窪に在宅診療所を開設しました。院長が在宅医になりたいと思った原点は、幼い頃に見た、夜中に自転車で往診に出掛けて行く父の姿だったとのことです。

それから現在まで、杉並区を中心に訪問診療を行っております。当院は在宅療養支援診療所のため、24時間365日在宅の患者さんからの連絡を受け付け、必要に応じて往診も行っております。

診療所の最寄の駅は、JR荻窪駅と、地下鉄丸の内線荻窪駅です。環八の側でありながら、近くに善福寺川が流れているため、カモやサギなどの野鳥も多く、長閑な雰囲気の漂う地域です。

当院のスタッフは、院長の他、相談員1名、ドライバー2名、アシスタント2名です。ドライバーさんは勤続10年以上のベテランです。

これから在宅医療のこと、病気に関すること、介護に関すること、毎日のちょっとしたエピソードやためになる話など、少しずつお話していきたいと思っています。

お仕事や介護の合間に、ちょっと覗いてみてください。