パルスオキシメーター

コロナの感染者が増えるにつれ、世界中で需要が高まっているのがパルスオキシメーターです。呼吸困難の指標となる血中酸素濃度を手軽に測定できるため、今脚光を浴びている機械です。自宅で療養中の患者さんにも貸し出されているようです。

これは、訪問診療の際の7つ道具の一つで、診察の始めに院長が「指を出して下さい」と言って、患者さんの指を厚手の洗濯バサミのような機械で挟みます。院長が「98、72」などと酸素濃度と脈拍の値を読み上げると、患者さんの中には、「あらあ、そんなに血圧が低いんですか?」とおっしゃる方がいて、「これは血圧を測っているのではないんですよ」と言うと、「じゃあ何を調べているのですか?」と尋ねられ、説明する場面をよく見かけましたが、今回余りに有名な機械となったため、今後はそのような質問も減るかもしれません。

かくいう私も、今までパルスオキシメーターについて深く考えたことはありませんでしたが、先日新聞で、発明者が青柳卓雄さんという日本人だと知りました。この発明までは、酸素濃度を調べるために、いちいち血液検査をしなければならなかったそうです。

今、もしこの機械がなかったら、コロナ感染の重症者や死者は更に増えていたかもしれません。また、医療現場の負担は増大していたことでしよう。

青柳さんは昨年亡くなられたそうですが、医療に携わる者の一人として、心からの感謝を捧げたいと思います。

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